今回は就労移行支援を利用しても働けない理由について見ていきます。
▼就労移行支援を利用しても働けない理由
就労移行支援では以下のような問題があると、なかなか一般就労できないことがあります。
■利用者の問題
就労移行支援を利用しても、必ずしも一般企業で働けるようになるわけではありません。
就職すると決まった日時に出社することが必要です。
就労移行支援事業所に安定して通えない状態での就職は難しいでしょう。
また自分ができることとできないことを客観的に把握していない場合も、職場でののチームワークが発揮しにくくなります。
こうした問題を解決するには、就労に向けて支援を受けている間にきちんと自己管理能力を身に付けておくことが大切です。
■事業所の問題
事業所自体に問題がある場合も。
助成金目当てで利用者を増やし、十分な支援を行なっていない事業所があるのです。
利用者をなかなか就職させず、助成金を多く受け取ろうとする事業所もあります。
上記のような事業所を避けるには、事前に見学や体験を行なうのがおすすめです。
複数の事業所を体験すれば、どの事業所が良いのか見分けやすくなりますよ。
一般的には、定員の7~8割程度が埋まっている事業所が良いと言われています。
▼就労移行支援と就労継続支援の違いは?
就労支援には「就労移行支援」と「就労継続支援」の2種類があります。
就労移行支援は就職のためのスキルを身に付ける場所なので、工賃や給料は受け取れません。
就労継続支援は「働く場所を提供する」というニュアンスがあり、利用者は工賃や給料が受け取れます。
また就労移行支援は原則2年以内の利用になりますが、就労継続支援は利用期間の定めがありません。
▼まとめ
上手に就労支援を利用するには、自分に合った事業所かどうかを見極めることが大切です。
大阪市にある特定非営利活動法人あべのひまわりでは、
就労継続支援B型の事業を行なっております。
クッキー作りやコーヒーの詰め合わせ作業などを楽しんで行なえますので、ぜひお気軽にご利用ください。