精神障害者の方が利用する施設などでは、「レクリエーション」が多く行われています。
しかしレクリエーションというと「単なる遊び」であり、どうしてこうした無駄な時間を過ごすのかと疑問に思う方もおられるようです。
今回はどうして
精神障害者にレクリエーションが必要なのかについて解説しますので、理解を深めるきっかけになれば幸いです。
▼レクリエーションの意義
精神障害者を支援する施設では
社会復帰に向けた実践的な訓練を数多く行っていますが、それと同時に「レクリエーション」もある程度の時間を割いて実施しています。
特定非営利活動法人あべのひまわりでも、クッキーの製造などの軽作業の時間はもちろんのこと、利用者様のレクリエーションも大切にしています。
■「遊び」によって心身のつらさが和らぐ
レクリエーション、すなわち「遊び」は、多くの方にとって「楽しい」ものですよね。
体や頭を使った遊びは、多少難しいものであっても心身にとって心地良く、ストレス解消になると感じる方も多いのではないでしょうか。
実はこの感覚が、心身の
障害を軽くさせるのに役立ちます。
レクリエーションによって体を動かすことで脳に刺激が与えられ、より体が動くようになるという方は非常に多いです。
また、多くの人とコミュニケーションを取りながら遊ぶことで、仲間意識が芽生え、
精神の安定につながるケースもあるでしょう。
これは
障害をお持ちではない方でも同じことです。
休みなく仕事ばかりしていては、心身はそう長くは持ちません。
遊びがあるからこそ、心身を正常に、もしくはそれ以上に高めることができますよね。
▼まとめ
精神障害をお持ちの方は心身の不具合と戦いながら、つらい毎日を送っています。
中には、遊び方を忘れてしまった方も多いことでしょう。
そのような時はぜひ専門の施設をご利用いただき、心身に刺激を与えるレクリエーションを試してみてください。
回復に向けて、少しずつ歩んでいきましょう。